「学び直し事始め」シリーズの2本目です。
前回の記事では、50代の学び直しは、いきなり資格や高額スクールから始めるのではなく、まずは自分に合う学びの入口を小さく探すことが大事だと書きました。
今回は、その入口のひとつとして、Udemyを使った学び直しについて書いてみたいと思います。
Udemy(ユーデミー)という名前を、初めて聞く人もいるかもしれません。
私も、Udemyを知ったのは退職してからです。
ただ、実際に使ってみると、50代が学び直しを始めるには、かなり使いやすいサービスだと感じました。
この記事では、Udemyとは何か、50代の学び直しにどう使えるのか、講座を選ぶときに何を見ればいいのかを、初心者向けに整理してみます。
※ なお、この記事に書いている内容は、2026年5月時点で私が確認した情報をもとにしています。価格やプラン内容は変わることがあるため、最新情報はUdemy公式サイトで確認してください。
Udemyが50代の学び直しの入口におすすめな理由
50代から学び直しを始めようと思ったとき、最初に悩むのは「どこで学ぶか」ではないでしょうか。
- 本を買う。
- YouTubeを見る。
- 資格講座を探す。
- スクールに申し込む。
- ハローワークで職業訓練を調べる。

いろいろな方法があるね
その中で、Udemyは50代が「まず小さく試してみる」には使いやすい学びの入口だと思います。
Udemyとはどんなサービスか
Udemyは、動画講座をオンラインで視聴できる世界的な学習プラットフォームです。
世界中で約8,000万人の受講者、25万以上の講座、8.5万人以上の講師が活動しているとされています。
イメージとしては、インターネット上にある「巨大な動画講座の売り場」のようなものです。
本屋で本を選ぶように、自分が学びたいテーマの講座を探し、購入して学ぶことができます。
Udemyが50代におすすめな理由
1. 忙しい50代でも活用しやすい
Udemyは、パソコン、スマホ、タブレットで講座を視聴できます。
通勤時間や就寝前のすき間時間にも動画を見ることができ、生活スタイルに合わせて学べます。
また、一度購入してしまえばいつでも視聴ができます。
50代になると、仕事だけでなく、家族のこと、親のこと、生活のことなど、いろいろな用事があります。
決まった時間に教室へ通うより、自分の生活に合わせて学べる方が続けやすい人も多いと思います。
2. 比較的低コストで始めやすい
Udemyでは、割引キャンペーンが行われることがあります。
セール期間には、1,500円前後で購入できる講座もあります。
また、対象講座を定額で学べる個人向け定額プランも用意されています。
私が確認した2026年5月時点では、個人向け定額プランは月額3,000円(税込)でした。
価格は時期やプランによって変わるため、最新情報はUdemy公式サイトで確認してください。
いきなり高額スクールに申し込む前に、まず低コストで試せることは、50代の学び直しには大きなメリットだと思います。
3. 多彩なジャンルが用意されている
Udemyには、ビジネス・IT系を中心に、趣味、語学、最新技術など、幅広い講座があります。
世界展開しているプラットフォームなので英語講座も多いですが、日本語講師による日本語講座も多数あります。
英語講座には質の高いものもあると思います。
ただ、Udemyを初めて使う50代初心者が、いきなり英語講座から始める必要はないと思います。
まずは日本語の初心者向け講座から始めれば十分です。
4. 何度でも見返せる
動画講座の良いところは、分からないところを何度でも見返せることです。
50代になると、一度聞いただけでは理解できないこともあります。
何度も見返せるなら安心です。
分からないところで止める。
もう一度見る。
実際に操作してみる。
また戻る。
私は一通り講座を終わらせたあと、実際に作業で使ってみます。
そして、分からないところや忘れたところがあれば、もう一度講座に戻って調べ直すというやり方で学んでいます。
5. 業界大手で実績もあるので安心できる
Udemyは、世界中で多くの人に使われている学習プラットフォームです。
日本でも法人研修などで活用されており、企業向けの学習サービスとしても利用されています。
全講座合わせて数十億回以上の受講登録があるとされており、世界規模で支持されているサービスです。
新しい学習サービスを使い始めるとき、特に50代の初心者にとっては、安心して登録できるかどうかは大事です。
その点で、Udemyの規模感や実績は、最初の不安を少し下げてくれる材料になると思います。
Udemyの受講方法は「買い切り型」と「定額プラン」
Udemyでは、講座を1講座ずつ購入する「買い切り型」と、月額または年額の定額プランで複数講座を学ぶ方法があります。
買い切り型と定額プランの違いを、表にまとめてみます。
| 受講方法 | メリット | 注意点 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 買い切り型 | ・購入した講座に継続してアクセスできる ・必要な講座だけ買える ・1講座ごとの支払いで済む ・セール時は低コストで入手しやすい | ・複数講座を試すと費用が増える ・購入後の返金には条件がある ・自分で選ぶため、講座とのミスマッチに注意 | ・特定のスキルを重点的に学びたい人 ・週1〜数時間の学習ペースの人 ・定期課金を避けたい人 |
| 定額プラン | ・対象講座を定額で受講できる ・いくつかの講座を気軽に試せる ・複数テーマを短期集中で学びやすい ・いつでもキャンセルできる | ・全講座が対象ではない ・月額または年額料金が継続して発生する ・使わない月も費用がかかる ・解約すると対象講座は見られなくなる | ・複数分野を試したい人 ・自分に合う講座を探している人 ・退職後など時間がある人 |
Udemyでは、割引キャンペーンが行われることがあります。
価格は時期や講座によって変わります。
ここが、少しややこしいですね。
欲しい講座がある場合は、表示されている価格を確認し、納得できるタイミングで購入するのが良いと思います。
私が50代初心者に定額プランをすすめる理由
私は最初、買い切り型にするか、定額プランにするかで迷いました。
最終的には、年払いではなく、月払いの定額プランを選びました。
一つ目の理由は、セールを待って買うというのが面倒だと思ったからです。
実際、私は買い切り型をまだ試したことがないので、欲しい講座がどのくらいの頻度でセールになるのかを、細かく調べたわけではありません。
ただ、学びたいという熱意があるうちに始めないと、その熱が冷めてしまいます。
欲しい講座が通常価格で表示されていて「セールになったら買おう」と思っているうちに、学ぶ気持ちが薄れてしまう。
鉄は熱いうちに打て、です。
だから、学びたいと思った時に、ためらわずに講座に触れられる定額プランは、自分には合っていると思いました。
もう一つの理由は、欲しいスキルや知識がいくつか明確にあったからです。
WordPressも必要。
Obsidianも必要。
AIも必要。
Googleスプレッドシートも必要。
そう考えると、1講座ずつ買うより、まずはいくつか試せる定額プランの方が自分には合っていると思いました。
私は、必要なスキルや知識がある程度身につけば、定額プランはいったん解約する予定です。
自己投資として月額3,000円前後をどう見るか。
ここは人によって感じ方が分かれると思います。
できるだけ無料で学びたいという人もいるでしょう。
ただ、私にとっては、このサービス内容なら低コストだと感じました。
本当にいい時代です。
これを利用しない手はない、とさえ思います。
一度きりしかない人生です。
人生の後半が見えてきた54歳。
まだまだ、これからだと思って頑張っている今日この頃です。
ただし、講座を受けることが目的ではありません。
実務に使えなければ意味がありません。
課金だけして放置するなら、それは無駄金になってしまいます。
本気で学び直しを低コストで始めるなら、定額プランは良い選択肢のひとつではないかと思っています。
ただ、定額プランが誰にでも合うわけではありません。
ここからは、定額プランのメリットとデメリットを整理していきます。
複数の講座を試しやすい
Udemyには本当にいろいろな講座があります。
最初は、あれもこれもと気になる講座が出てくると思います。
せっかく学び直しの入口まで来たのですから、いくつか試してみたくなります。
定額プランは、対象講座であれば複数の講座を試しやすいです。
同じテーマでも、人気のテーマであれば複数の講座があり、複数の講師から選べます。
少しずつ自分に合う講座を探すスタートアップには向いていると思います。
ただし、最初から幅広く学ぼうとすると、ほぼ確実に散らかります。
学び直しで大事なのは、広げることより、まずひとつに絞ることです。
「いつか役立つかもしれないテーマ」よりも、「今すぐ使いたいテーマ」をまずは選ぶ。
そして、学んだことをひとつ実際に使う。
これが大事だと思います。
合わない講座から切り替えやすい
定額プランは、対象講座であれば、購入の手間なく講座にアクセスできます。
同じテーマでも、講師によって説明の仕方やテンポが違います。
気をつけなければいけないのは、講座の監修は基本的に講師側にあるということです。
Udemyは「学びたい人」と「教えたい人」をつなぐプラットフォームです。
そのため、講座のクオリティーや自分との相性には、どうしても差があります。
これは悪い意味だけではありません。
自分に合う講師を見つけられれば、とても学びやすくなります。
定額プランの場合は、選んだ講座が仮に自分に合わなくても、費用を気にせず別の対象講座に移ることができます。
その意味で、費用に対する心理的ハードルは低いと感じました。
最新内容を試しやすい
定額プラン対象の講座には、ChatGPTやAIなど、比較的新しいテーマの講座も含まれています。
特にAIのような変化の早い分野は、ひとつの講座だけで全体をつかむのが難しいこともあります。
複数の講座を短期間で受講できるなら、いろいろな視点から学べます。
私自身も、AIに関する講座はいくつか見てみたいと思っています。
ただし、ここでも大事なのは、見ることではなく使うことです。
複数の講座を見ても、実際の作業に使わなければ定着しません。
ここは注意
定額プランには注意点もあります。
まず、すべての講座が対象ではありません。
定額プランで見られるのは、対象になっている講座だけです。
特に新しい講座や特定講師の講座は対象外のことがあります。
ただ、ユーザーレビュー評価の高い講座が厳選されていて、講座数も十分充実していると感じました。
また、使わない月も料金は発生します。
選んだ講座は、プラン課金中は何度でも見られますが、プランを解約すると見られなくなります。
その点、買い切り型は、購入した講座に継続してアクセスできます。
仕事をしながら少しずつ学ぶ場合や、学びの予定がはっきりしない場合は、必要な講座だけをセール時に買い切る方法が合っているかもしれませんので、そこは個々人で判断お願いします。
Udemyを始める流れ
ここからは、Udemyを始める流れを簡単に整理します。
画面の表示は変更されることがありますので、この記事では細かいボタンの位置よりも、「どの画面で何を確認するか」を中心に説明します。
大きく分けると、次の5つです。
- Udemy公式サイトにアクセスする
- アカウントを作る
- 学びたいキーワードで検索する
- 講座詳細ページで内容を確認する
- 買い切り型か定額プランを選んで学習を始める
1. Udemyトップページを開く
まず、ブラウザでUdemy公式サイトにアクセスします。
検索サイトで「Udemy」と入力しても出てきます。
トップページには、講座を探すための検索窓があります。
ここに、学びたいキーワードを入力すると、関連する講座が一覧で表示されます。
最初から難しい言葉を入れる必要はありません。
「ChatGPT 初心者」「WordPress 初心者」「Canva 初心者」のように、
自分が知りたい言葉をそのまま入れてみれば大丈夫です。


2. アカウントを登録する
講座を受講するには、Udemyへのアカウント登録が必要です。
トップページの「新規登録」から、メールアドレスやパスワードなどを入力してアカウントを作成します。
登録だけなら、いきなり講座を購入する必要はありません。
まずは無料登録をして、どんな講座があるのかを見てから判断すればよいと思います。
3. 学びたいキーワードで講座を検索する
アカウントを作ったら、検索窓に学びたいキーワードを入力します。
50代の学び直しで最初に検索しやすいのは、次のような言葉です。
| 目的 | 検索キーワード例 | 学びの内容・活用 |
|---|---|---|
| AIを使ってみたい | ChatGPT 初心者 | 生成AIは注目技術。文章作成や企画立案、画像生成など、実用範囲が広いので学び甲斐があります。 |
| 管理能力を上げたい | マネジメント | 長年の実務経験に「最新の管理手法」を掛け合わせることで、強いリーダーシップを発揮できます。 |
| 文章を書きたい | Webライティング 初心者 | ブログ・SNS・レポート作成に必須。SEOや読みやすい文章技術を学ぶと、内容の伝わりやすさが高まります。 |
| 画像を作りたい | Canva 初心者 | ブログやSNS用の画像作成が簡単。無料ツールを使うため経済的。デザイン初心者向けに最適。 |
| 動画を作りたい | 動画編集 初心者 | YouTubeやSNS投稿用に基礎知識を学べば、趣味や情報発信の幅が広がります。 |
| 集客をしたい | Webマーケティング | インターネットを活用して、商品やサービスが売れる仕組みを作る考え方を学べます。 |
| 起業、副業を学びたい | 起業 副業 | 起業・副業のアイデア出しから、事業づくり、ビジネスの基礎知識まで幅広く学べます。 |
最初は、テーマを広げすぎない方がいいです。
「AIも、ブログも、動画編集も」と広げると、講座を見るだけで疲れてしまいます。
まずは、今すぐ使いたいテーマをひとつ選びます。
私の場合は、ブログを始める必要があったので、WordPressやAIの講座が最初の候補になりました。


ここで見るのは、講座タイトルだけではありません。
主に次のような情報を確認します。
- 講座タイトル
- 講師名
- 評価
- レビュー数
- 受講者数
- 講座時間
- 価格
- 定額プラン対象かどうか
評価が高い講座やレビュー数が多い講座は、ひとつの参考になります。
ただし、評価だけで選ぶのは少し危険です。
どれだけ評価が高くても、自分のレベルに合っていなかったり、講師の話し方が合わなかったりすると続きません。
検索結果では、まず気になる講座をいくつか開いて、詳細ページで中身を確認するのがよいと思います。
4. 講座詳細ページで内容を確認する
気になる講座をクリックすると、講座詳細ページに移動します。
ここが一番大事です。
講座詳細ページでは、次の点を確認します。
- この講座で何が学べるのか
- 誰に向けた講座なのか
- 初心者でも大丈夫か
- 必要な前提知識はあるか
- 講座時間は長すぎないか
- 最終更新日は古すぎないか
- 実際に手を動かす内容があるか
- プレビュー動画で講師の話し方が合うか
特に50代初心者が見ておきたいのは、「対象者」と「前提条件」です。
ここを見ずに買うと、「思っていたより難しかった」「自分にはまだ早かった」となりやすいです。
もうひとつ大事なのが、プレビュー動画です。
本屋で立ち読みをするような感覚で、購入前に少し見ておくことをおすすめします。
講師の声、話すスピード、説明の丁寧さ、画面の見やすさ。
このあたりは、実際に見てみないと分かりません。
私は、講師の話し方が合うかどうかはかなり大事だと思っています。
どれだけ内容が良さそうでも、聞いていて疲れる講座は続きません。


講座内容を確認したら、買い切り型で購入するか、定額プランで受講するかを選択します。
価格やプラン内容は変わることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
5. 学習を始める
受講方法を選んだら、いよいよ学習開始です。
ただし、ここで気をつけたいのは、最初から完璧に学ぼうとしないことです。
Udemyの講座は長いものもあります。
全部を最初から最後まで見ようとすると、途中でしんどくなることがあります。
まずは、全体をざっと見ます。
そのうえで、今の自分に必要なところから学んでもいいと思います。
WordPress講座なら、まず記事を1本投稿してみる。
AI講座なら、ブログの見出しを1つ作ってみる。
Excel講座なら、家計表を少し直してみる。
学んだことを、ひとつでも実際に使うことが大事です。
講座を買うことや、動画を見ることがゴールではありません。
自分の生活や仕事に使って初めて、学びが定着します。
まとめ:Udemyは小さく学び始めるための実用的な入口
Udemyは50代がセカンドキャリアや趣味学習のために新しい知識を得る実用的な入り口だと感じました。
ここまで読んでくださった、読者の方にはぜひ、今から行動を起こして欲しいと思います。
50代では、学び直しにたいして「いまさら遅いのでは」という感想をお持ちの方もいらっしゃると思います。
でも、私たちが若い頃に無かったデジタル道具が、いまや、ビジネスの必須スキルになっています。
学びを実践し、定着させる。50代でも遅くはありません。
次回は、すき間時間で学ぶ方法として、Kindle Unlimitedを使ってみた体験を書いていきたいと思います。



