54歳でブログを始めた理由|一歩踏み出した後の景色は違って見えた

会社を辞めて、次に何をするのかを考える中で、私はブログを始めました。

最初から、はっきりとした計画があったわけではありません。

むしろ、分からないことだらけでした。

それでも、退職を決めたあと、自分の中から「何かを書きたい」「何かを形に残したい」という気持ちが生まれました。

私はその気持ちを大切にしたいと思うと同時に、それが何なのかを知りたいと思いました。

この記事では、54歳でブログを始めた理由、ブログ名「Crow’s feet|54歳の地図」に込めた思い、そしてブログを始めてみて感じたことを書いてみます。

目次

もともと、何かを作ることが好きだった

思い返すと、私は昔から何かを作ることが好きでした。

一番最初の記憶は、小学生の頃のガンダムのプラモデル作りです。

部品を切り離して、組み立てていくと、少しずつ形になっていく。

その時間が好きでした。

ニッパーで素材を切る感覚。

色を塗る時のラッカーの匂い。

今から考えると、あれが私にとっての「ものづくり」の始まりだったのかもしれません。

何かを自分の手で作ること。

目に見える形にしていくこと。

ブログも、形は違いますが、同じ延長線上にあるのかもしれません。

音楽や本への憧れ

高校時代、音楽に強く影響を受けた時期がありました。

RCサクセションや、ジョン・レノン、ローリング・ストーンズ。

そうした音楽に触れて、自分を表現するということに憧れました。

見よう見まねで詩を書いたり、曲を作ったりしたこともあります。

私は人見知りで、人と関わるのが苦手なところがあります。

特に大勢の中では、その輪に入りづらく感じます。

一方で、1対1でじっくり話すことは、わりと好きです。

物心ついてからは、相手に思いを伝える手段に一時期すごく悩んだこともありました。

一人部屋に何日も閉じこもっていたのも、今となってはいい経験だったと思います。

本を読むことも好きでした。

好きな作家の本を読み、いつか自分も物語を書いてみたいと思ったこともあります。

ただ、そうした気持ちは、会社員として働いていく中で、いつの間にか少しずつ遠くなっていきました。

毎日の仕事や生活に追われる日々。

目の前の役割をこなしていく中で、自分が何かを作りたいと思っていたことを、深く考える時間は少なくなっていきました。

退職後、自分の中にあるものを形に残したくなった

退職を決めたあと、次に何をするのかを考えるようになりました。

退職を決めた経緯については、別の記事「退職という選択」で詳しく書いています。

その中で、自分で収入を作る道も悪くないのではないかと思うようになりました。

一方で、自分の中から何か湧き上がる感覚がありました。

ずいぶん昔に感じた感覚に似ています。

それを形に残したいという思いが、日に日に強くなっていきました。

それをどうやって表現すればいいのだろうと考えた時、選択肢としてブログがありました。

最近は「ジャーナル」という言葉をよく目にするようになりました。

日記に近いものですが、日々の出来事だけでなく、自分の感情、アイデア、目標などを書き留めるためのものです。

私が若い頃は、ジャーナルという概念を知りませんでした。

それでも、考えに詰まった時、ノートに自分の思いを思うままに書き殴ることはありました。

そうすると、不思議と考えが整理されていきました。

ブログを始めたのは、退職後、道に迷わないために自分の考えを整理するという側面もあったと思います。

ブログは、次の働き方を探すための発信場所でもある

これから自分で仕事を作っていくなら、何か商品やサービスを作ることになるかもしれません。

起業なのか、副業なのか、まだ決めかねている段階です。

それでも、ひとりで小さく始めていくなら、自分が何を考え、何をしている人なのかを知ってもらう場所が必要になると思いました。

商品やサービスを作ったとしても、それを誰かに知ってもらわなければ届きません。

広告を出すほどの資金もないし、営業が得意なわけでもありません。

でも、だからこそ、自分の発信場所を持つことは大事なのではないかと思いました。

ブログは、日記を書いたり、考えを整理する場所でもあります。

それと同時に、この場所を、これからの働き方を見直すためのベースとして育てていければいいかなと思っています。

無料ブログではなく、自分のサイトを持とうと思った理由

ブログを始める方法はいろいろあります。

無料で始められるブログサービスもあります。

最初は、そうしたサービスを使うことも考えました。

ただ、調べていくうちに、自分のサイトを持ちたいと思うようになりました。

無料ブログは手軽ですし、始めるハードルは低いと思います。

でも、その場所の管理者は自分ではありません。

サービスのルールが変わることもありますし、自分の思うように作れない部分もあります。

これからもし自分で事業を始めるなら、自分で管理できる場所が必要になるのではないか。

自分の裁量で工夫して、サイトを作り、発信できる場所があった方がいいのではないか。

そう考えて、独自ドメインでブログを始めることにしました。

「Crow’s feet|54歳の地図」に込めた思い

ブログ名は「Crow’s feet|54歳の地図」にしました。

Crow’s feet は、直訳すると「カラスの足跡」です。

英語では、目尻のしわ、いわゆる「笑いじわ」という意味もあります。

年齢を重ねると、しわが増えます。

それは自然なことです。

でも、笑いじわという言葉には、少し前向きな響きがあると思っています。

それは、今まで笑ってきた時間の跡でもあるからです。

決して、楽しいことばかりではありませんでした。

悩んだこと、つらかったことのほうが多かったと思います。

それでも、笑ってきた時間があったから、そこにしわが刻まれている。

私は、そのことをポジティブに捉えたいと思いました。

54歳という年齢は、何かを新しく始めるには遅いと思うかもしれません。

でも、これまでの時間があったからこそ、今の自分があります。

これから私はどこへ向かおうとしているのか。

自分らしい地図をもう一度描いていきたい。

そんな思いを込めて、「Crow’s feet|54歳の地図」というブログ名にしました。

WordPressは思ったより難しかった

実際にブログを始めようと思ってから、すぐにサイトが形になったわけではありませんでした。

ブログを始めようと思ったのは、退職すると決めて、次の仕事を何にしようかと迷っていた頃です。

自分で収入を作り出すのも悪くないと思い始めた頃でした。

でも、実際に作業を本格的に始めたのは退職してからです。

それまでもやろうとはしましたが、なかなか進みませんでした。

何から始めればいいのか分からなかったのです。

会社員としてやってきた仕事とは、まったく違うスキルが必要でした。

サイト構築を進めていくと、次々に知らない言葉が出てきます。

WordPressという言葉も、独自ドメインでブログを始めようと考えるまで、全く知りませんでした。

言葉の意味をいちいち調べて理解するのはストレスですし、作業が進まない自分に幻滅したこともありました。

1ヶ月以上作業を放置していたこともありましたね。

結局、ブログを始めようと思ってから、実際に形になるまでは3〜4ヶ月くらいかかったと思います。

それでも、UdemyでWordPressを学び、少しずつ手を動かしていく中で、なんとかシンプルなサイトを立ち上げることができました。

勉強して、試して、詰まって、また調べる。

その繰り返しでした。

最初の記事は、退職時のお金と手続きだった

最初に投稿した記事は、退職時に何をすればいいのかを整理した記事でした。

退職時のお金や手続きを、順番にまとめた内容です。

これは、自分が実際に経験していたことでしたし、最初に書くにはハードルが低いかなと思いました。

退職すると、やらなければいけない手続きがいろいろあります。

自分自身も迷いながら進めていたので、同じように困っている人の役に立つかもしれないと思ったのも、記事にした理由です。

自分の経験を整理することが、誰かの役に立つかもしれないと思えたことは、ブログを続けるうえで大きかったです。

ブログを書き始めてよかったこと

ブログを書き始めてよかったことは、自分の考えが整理されたことです。

記事を書く中で、自分の思いや迷いに対して、何度も問い直すことになりました。

自分のことを自分でわかっているつもりでも、案外そうではありませんでした。

文章にしようとすると、自分の思いや考え方を言葉にしなければいけません。

言葉にしようとすると、自分でも気づいていなかった気持ちが出てくることがあります。

ブログを書くことは、読者に向けて書くことでありながら、自分自身に向き合うことでもあったのです。

最近は、ChatGPTに手伝ってもらいながら、ブログを書いて投稿することが少しずつ回り始めてきました。

思ったようには書けませんし、時間もかかります。まだまだ分からないことも多いです。

それでも、記事をひとつ投稿できるたびに、少しずつ前に進んでいる感覚があります。

noteで初めて反応をもらった

ブログでは、まだ読者と直接やりとりするところまではいっていません。

でも、最近noteを始めました。

noteは、ブログに似た文章投稿の場所ですが、SNSに近いところがあります。

投稿すると「スキ」という反応がつくことがあります。

最初にスキを押してもらったとき、とても嬉しかったことを覚えています。

誰かが読んでくれた。

それだけで、思った以上に嬉しかったのです。

若い頃に詩や曲を書いていたときも、誰かに届いてほしいという気持ちがありました。

文章を書いて、誰かに読まれる。

その喜びを、54歳になってもう一度感じたような気がしました。

そのときの思いはnoteに記事として残していますので、よろしければ読んでみてください。

一歩踏み出した後の景色は、踏み出す前とは違う

会社員の頃から、何かを始めたいと思うことがありました。

でも、実際に一歩を踏み出すところまでは、なかなかいきませんでした。

思いだけで終わっていたことが多かったと思います。

この3月で会社を退職し、私は新しい生活を始めました。

当然これからの収入のことも考えていかなければいけません。

それでも、ブログを始め、noteを始め、少しずつ発信をするようになりました。

やってみて感じたのは、一歩踏み出した後の景色は、踏み出す前とは違うということです。

始める前は、とても大きな壁に見えていました。

誰に読んでもらえるか分からないし、大事な時間を割いて実りがあるのかも不安でした。

でも、実際に踏み出してみると、コンテンツという財産がちゃんと出来ていました。

もちろん、未熟ではありますし、改善すべきところは多々あります。

それでも、踏み出す前には見えなかった景色が、少しずつ見えてきました。

これから2歩目、3歩目と歩みを進めていきたいと思っています。

まとめ:54歳から、自分の地図を描いていく

54歳でブログを始めた理由は、ひとつではありません。

昔から、何かを作ることが好きだったこと。

音楽や本など表現して形を残すことへの憧れ。

退職後、自分の中にあるものを知りたかったこと。

これからの働き方を探すために、自分のベースを持ちたいと思ったこと。

そうしたものが重なって、ブログを始めることになりました。

ブログを始める前は、不安もありました。

この作業に意味があるのか。

書いたところで、誰が読むのか。

本当に続けられるのか。

でも、一歩踏み出した後の景色は、踏み出す前とは違いました。

まだ大きな成果が出たわけではありませんし、次の仕事も決まってはいません。

それでも、自分の考えを整理し、言葉にし、誰かに届けようとする時間は、確かに自分の中で何かを動かしています。

50代からでも、新しく始めていいと思います。

その選択はリスクもあるし、勇気も要ることです。

でも、そこから見える景色は私を新しい場所へ導いているような予感があります。

私はこれからも、「Crow’s feet|54歳の地図」で、自分の言葉で地図を描いていきたいと思います。

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